日本での留学個別相談会

新年あけましておめでとうございます。

2017年も引き続きイギリスよりホットで楽しい話題をお届けしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

**英国ニュース

恒例のテムズ河畔での盛大な花火で2017年を迎えたイギリスですが、年明けからいきなりストライキをやってくれました、ロンドン地下鉄とSouth west Train。

今回はかなり大規模なストで、ピカデリーラインなどのメジャーな路線も含めてほぼ全線止まりました。

ストの理由はオートメーション化による人員削減への抗議。確かにチケットブースには駅員さんはもうほとんどいませんし、South West Trainはドアの開閉を自動にするかドライバーがマニュアルでするか、でもめているようです。

仕事に行こうとした人がバスに殺到し、ロンドンはものすごいChaosとなりました。South West Trainは普段2000本以上ある電車がこの日動いていたのは16本のみで、駅に入るまでに1時間待ち。

私はこの日に到着した生徒さんのお迎えにヒースロー空港に車で行っていたのですが、インフォメーションで“タクシーいる?” と聞かれ、ヒースロー空港からの地下鉄が動いていないことに気が付きました。この日に到着した方、お気の毒~。

労働者組合は、要求が聞き入れられないと2月にもストを計画しているそうですので、来英の予定のある方はご注意を。

ストがおさまったと思ったら、今度は雪が!

イギリス北部~ロンドンで雪となり、ヒースロー空港発着便もフライトキャンセルが出ていたほど。

私の住むサリー州ではめったに雪は降らないのですが、短時間で数センチ積もるほどの雪となりました。東部海岸地方では強風&雪による高波のため、避難勧告も出ていました。

日本の首都圏でも雪となったようですね。皆様お気を付け下さいませ。

その他のニュースと言えば、ブログにもちらっと書きましたが、NHS病院のCrisis.

このお正月休みに病院のA&E(救急外来)に運び込まれた人の待機時間が、平均6時間だったとかで、医師達が警告を発しています。

具合が悪くて病院へ行っているのに、そこで6時間も待たされたら余計具合が悪くなりますよね~。

GP(かかりつけ医)の予約は2週間待ちというのもザラですし、NHS病院はA&Eの受け入れは出来るだけしない方向ですので、病院に変わるものが必要になってきています。

町によっては、Walk in Clinicという予約しなくても見てくれるクリニックがあったりもします。ちょっとしたケガや病気にはとても良いシステムですが、まだ設置個所はそれほど多くありません。

もしくは薬局がGPの代わりとなったり、私のケースのように救急隊員が医師の代わりとなって、病院に運ばずに自宅で治す、という手もあるのかも。

地元紙で“ロイヤルサリー(うちの近くのNHS病院)にはなるだけ行かないように”という広告を見て目を疑い、“病気になったら薬局へ行こう!”とラジオのコマーシャルを聞いた時は耳を疑いました。

“If you are feeling ill ”の後には当然“go to see the doctor” と続くのかと思ったら、”Go to the pharmacy” と続いたのですから。

ニュースレターを手伝ってくれているGilに、“日本ではどこの病院に行っても良いのよ。自分で選べるの”と言ったら、“それはいいわね!”と言われました。Gilは男性のGPがあまり好きではないので女医さんが良いらしいのですが、イギリスでは選択の余地はほとんどありません。

“NHSのシステムは良いと思うけど、今病院に押し寄せている老人達を引き離すために、Social Careをもっと充実させなければいけない”とGil。

どこの国でも老人が病院に殺到して、本来の患者を見れないようにしているのは同じなのですね。

イギリスの医療が完全に破綻しないことを祈るのみです。

 

**留学情報

春休みの親子ホームステイ、ジュニアホームステイ、夏のサマースクールのお問合せが増えてきています。

サマースクールからも今年の予約好調というお知らせを頂いておりますので、今後満席になる日程も出てくるかもしれません。

皆様、お早めにご予約をお願い致します。

 

年末年始に日本に帰国した際に東京で個別留学相談を行い、何名かのお客様と直接お話しすることが出来ました。

 

普段はメールでのやり取りなので、顔が見えない状態でお客様との信頼関係を築かなければいけない難しさというのも感じるのですが、面と向かってお話しさせて頂くと、メールで受けた印象とは別の印象を受けたり、メールだけではわからない思いや考えが直に伝わってきて、お客様のご希望をより明確に理解することが出来たような気がします。

また私の持っている情報や知識をお伝えすると同時に私の方もとても貴重な情報を頂いたりして、本当に勉強になる良い機会を頂けたことに感謝しています。

当初は小中高生の正規留学のご相談会をしようと考えていたのですが、実際にお会いした方々は、語学留学、ホームステイ、正規留学、ガーディアンのご依頼の方達など、とてもバラエティに富んでいて、お話しさせて頂いてとても楽しかったです。

様々な留学の形があるのだな~と改めて感じ、どんな形の留学でもサポート出来るようにもっともっと知識を増やさなければ、と気を引き締めた1日でした。

また機会がありましたら、日本での留学相談会を行いたいと思います。
その折はまたニュースレターでお知らせさせて頂きますね。

日本で、そしてイギリスで、皆様とお会い出来ますことを心より楽しみにしています。

 

 

**英語一口メモ

夏以来、私が契約している携帯会社のVodafoneと数々の問題が起こり、それが非常なストレスとなってついに12月にパニックアタック(過呼吸のような症状)を引き起こした私。

その話をGilにしていたら、“ラジオ4でやっているYou and Yoursという視聴者参加型番組で、Vodafoneのサービスがいかに最低か取り上げていたわよ。経験談を投書してやったら?”と言われました。

本当、投書してやりたいくらい醜いことを数々されましたが、とりあえずOfcom(消費者センター)には訴えているので、回答待ちの状態です。

Vodafoneがいかにひどいかを延々と説明している私に、GilがExclamations(感嘆詞)を使って合いの手を入れてくれました。

Exclamationsを使うと会話が自然に流れていってネイティブのように聞こえます。Exclamationsだけで会話が成立してしまうほどです。

Exclamations of Surprise(驚き)
Wow! / Goodness me! / Really? / Now, that is a turn up for the books/

Exclamations of Joy(喜び)
How wonderful! / That’s fantastic / I am so pleased to hear that! / Congratulations! /

Exclamations of Horror(悪い意味での驚き)
Oh no! / That’s terrible! / Shocking!

Exclamations of Disgust(嫌悪感)
How insulting! / There is no excuse for that! / I am appalled! / I can not believe they would do that!

もちろん、これらは感情をこめて言わないと効果がありませんので、感情たっぷりに使ってみてくださいね。

私は何か良い知らせを聞いた時、I am so pleased ( glad ) to hear that. というのを多用しています。単にGoodというよりも丁寧だし、英語上級者っぽく聞こえますよ。

 

**編集後記

日本での滞在はいつも10日程度と短期のせいか、日本の良いところばかり目についてしまい、〝イギリスに戻りたくない病″にかかってしまい困ります。

タクシー運転手さん相手に、“日本ほど素晴らしい国ありません!!”と力説してしまう私って・・。何者?と思われたかも(笑)。

今回特に感じたのは、

“日本は娯楽を提供してくれる国、イギリスは娯楽を自分で作り出さないといけない国”。

“日本は情報を与えてくれる国、イギリスは情報を自分で探さないといけない国”

どちらに住むのが楽かは一目瞭然ですね。

用事があって市役所や郵便局、銀行などを回りましたが、全てがスムーズで、聞いていない事まで教えてくれます。誰もくだらないことで間違わないし、信用できる気がします(←そんなん当たり前やんと言われそうですが)

母と伊勢鳥羽へ1泊旅行もしました。鳥羽についた途端、ボランティア?のガイドの方が寄ってきて、見どころ、行き方、全て教えてくれました。宿泊する旅館の名前を言うと、送迎バスが来ているかどうかまで確かめてくれ、“先に荷物預かってもらい”とアドバイスしてくれました。私、何も考えなくて良かったです。

日本では当たり前にスムーズにいくことが、イギリスでは一つ一つひっかかる。

知りたいこと、やってほしい事を、何度も何度も聞き続け、言い続け、時にはどうにもならなくて、あきらめなければいけない。

そんな国に暮らして20年になりました。

“好きでこの国に来たんだよね”と言われればそれまでですが、“こんな国とは知りませんでした”というのが本音かな。

さてさて、ぼやくのはこれくらいにして、まだまだ続くイギリス生活。
少しでも楽しく過ごせるように、自分で楽しみを見つけなくちゃね。

とりあえず、クリスマス~年末年始でむくんだ身体を引き締めに、ジムに行ってきます。

 

 


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