春の訪れとイースターのご馳走
春の訪れとともにテロリスト達も動き出し、ロンドンでも先日テロがおきてしまいましたね。
事件後、国会議事堂前にはたくさんの追悼の花束が置かれていて、周辺は警備のポリスがうようよしています。
ただ単独犯で、被害者が比較的少なかったこともあり、数日でほぼ沈静化したような感じです。
私は観光のお付き合いや用事で毎週のようにロンドンへ出かけていますが、特に怖いとか物騒などと感じたことはありません。とはいえ、もちろんどこで何が起こっても不思議ではないので、逃げ足だけは早くフラットシューズで出かけますが。
もうすぐ恒例のロンドンマラソンも行われますし、どうかこれ以上テロが起きないことを祈ります。
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只今、イースター(復活祭)のお休み真っ最中。
イースターは“春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日”と定められているため、毎年日程が変わるのですが、今年は4月と遅めです。
4月14日の金曜日がGood Friday、16日の日曜日がEaster Sunday、17日の月曜日がEaster Mondayです。
クリスマスはファミリーで集まることが多いイギリス人ですが、イースターはそういったしがらみもなく、また暖かくなってきたということで、コーンウオールやデボン、セカンドハウスを持っている人ならスペインやフランスなどに旅行に行く人が多いです。
イースターはキリスト教においては最も大切なお祭りで、イエスキリストが死んでから3日目に復活したことをお祝いしています。また季節の移り変わりをお祝いする意味もあります。
イースターでは、ウサギ、卵、ラム(子羊)などが生命の象徴として登場します。
お店で大きな卵やウサギの形をしたチョコレートがたくさん売られているのはそのためです。子供達は卵を茹でたものにペイントしたり、お庭でエッグハントをしたりして遊びます。
イースターのご馳走といえばローストラム。新鮮な春野菜のボイルとフレッシュなミントソース添えで完璧なご馳走の出来上がり。
ホットクロスバンと呼ばれるパンもイースター特有のもの。小さな丸いパンの上に白い十字が書かれています。これはミックススパイスがあれば家庭でも作れます。食べる時はパンを半分に切ってトーストしたり、バターやジャムを塗っても美味しいですよ。
作り方はこちらのサイトを参考にどうぞ!
https://www.bbcgoodfood.com/
***今月のホームステイ
3月に親子ホームステイに来て下さった皆様より、ぼちぼち感想を頂いております。少しご紹介しますと、
“(ホストマザーは)レベルに合わせて教材を用意してくれ、言い回しや発音もとても丁寧に直してくれました”
“レッスンの時間を利用して色々なところに連れて行ってもらい、英国の歴史にも触れることができました”
“娘の英語は決して流暢ではないが、一生懸命話そうとする姿や笑顔、食欲旺盛な娘自身をとても気に入ってくれ褒めてくれた”
などなど、皆様ホストファミリーと楽しい時間をお過ごしの様でした。
復活されたばかりのアンさんも、お母さん+息子さん+娘さん、の3人の受け入れをがんばってくれました。
イギリスの家はそれほど広いわけではないので、なかなか親子2~3名で泊まれるようなお宅を探すのは難しいのですが、親子ホームステイのお問合せは増えてきていますし、何より親子で楽しまれているご様子を拝見するのはとても微笑ましいので、今後も良いホストファミリーをご紹介出来るように頑張っていきたいと思います。
来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
そうそう、8歳の息子さんと一緒に来てくださったお母様から、旅行中にテディベアを紛失されたという連絡がありました。
13年間も一緒にいた大切なテディちゃんが、ロンドンのどこかで迷子になっています。
色々と問い合わせされていますが、今の所出てきていません。
私もFBにアップしたり、駅の紛失係に電話したり、しています。
テディちゃん、今頃ロンドンのどこをさまよっているのかな~・・。
***サマースクール
今年は例年以上にご予約を頂いておりまして、嬉しい限りです。
参加者の皆様には別途案内を差し上げますが、ご質問で多いのが、
“パーティー用のきちんとした服装はどの程度のものを用意すれば良いでしょうか”というもの。
日本の学校でパーティーがあることはあまり無いと思いますので、どのような格好をすればよいのかわかりづらいかもしれません。
パーティーと言っても学校内のディスコが主ですので、きちんとした格好をする必要はありません。女の子ならちょっと華やかな色のワンピースやスカート。スカーフやアクセサリーで着飾っても良いかも。男の子ならシャツと長ズボン。空手や柔道着で参加した子もいます。
普段Tシャツやジーンズなら、ちょっと特別な服を1着持参すれば重宝すると思います。
セントエドモンドだけは、ロンドンのシアターに出かけるので、少しオシャレなワンピースや長袖シャツでも良いですね。
**イギリス正規留学
昨年、サマースクールを体験された生徒さんが、この春から準備校に入学されました。
サマースクールからわずか半年で正規留学を果たされた生徒さんが、先日お母様と一緒に来英されました。
まずは準備校で英語力をつけ、9月からの現地校に備えます。
現地校はすでに受験して合格を頂いています。
今のところホームシックにもならず、本当にがんばっていて頼もしいです。
皆様も、イギリス正規留学に挑戦してみませんか?
サマースクールからそのまま1年留学することも可能。
お問合せ&資料請求は、このメールにご返信頂くか、info@robinedu.comまで。
***旅のお役立ち情報
そろそろブルーベルが見ごろを迎えます。
毎年、4月終わり~5月初めの2週間ほどで終わってしまうブルーベルは、イギリス人にとっては特別思い入れのある花。満開になるのを見計らってこぞって森に出かけます。
森の中に目の覚めるような青い群生が広がっていて、そこに一筋の光がさしている様はとても幻想的で、まさに妖精の森に迷い込んだような気分になります。
ロンドンで見れるところは、キューガーデンとワンステッドパーク。
ちょっと自然豊かな所だと、地元民に聞けばどこで見れるか教えてくれそう。
うちから車ですぐの所にも、見事なブルーベルの森があります。
友人情報によると今3分咲き位なので、再来週くらいに見に行こうかな。
***英語一口メモ
ニュースレターの助っ人Gilが、今月もグラマーや単語のワンポイントを教えてくれました。
今月は英語のレシピについて。
レシピはRecipeと書きます。発音はレシピではなくレサピに近いかな。
英語のレシピを読めればお料理の幅がとても広がります。お料理にもよりますが、凝っているレシピはあまりなくて、日本のレシピに比べればとてもシンプル。
ケーキだと、“材料を全てフードプロセッサーに入れて混ぜる”とかで、“え?それだけ?”って感じです。
たとえば、ホットクロスバンのレシピは以下のようになります。
1.Put the flour into a bowl and stir in the salt, mixed spice and sugar.
2.Rub in the butter with your fingertips. Stir in the dried fruit, then sprinkle over the yeast and stir in. Gently warm the milk so it is hot, but still cool enough to put your finger in for a couple of seconds. Beat with the eggs, and then pour into the dried ingredients.
3.Mix the ingredients to a moist dough, then leave to soak for 5 minutes. Take out of the bowl and cut the dough into 8 equal pieces.
4.Shape the dough into buns on a floured surface. Space apart on a baking sheet, cover loosely with cling film, then leave in a warm place until they have increased half again in size. This will take 45 minutes-1 hour 15 minutes, depending on how warm the room is.
5.When the buns are risen, heat oven to 220C/fan 200C/gas7
Mix the flour with 2 tablespoon of water to make a paste. Pour into a plastic food bag and make a small cut in one of the corners. Pipe crosses on top of each bun.
6.Bake for 12-15 minutes until risen and golden. Trim the excess cross mixture from the buns, then brush all over with honey or golden syrup. The buns will keep fresh for a day. After that they are best toasted and served with butter.
レシピで使われる動詞はすべて現在形(というか命令形)です。
あと混乱しやすいのが、cooking と bakingの違い。Cookingはお料理の
場合、bakingはお菓子やパン作りの場合に使います。
また料理人はCookerではなく、Chefですので気を付けて。Cookerはガスや電気ホブの事です。
**編集後記
アメリカ人男性で日本人女性と結婚している方達が、日本人妻について思っていること(主に苦情)をまとめたものを、どなたかがブログにアップされておりました。
題して、“日本人妻を持つ外国人夫の悩み”
かねてから、〝日本人妻はよく働くし、お料理上手だし、控えめだし、日本人と結婚した男性は幸せだよね~“と勝手に思い込んでいた私ですが(笑)、これを読むと、”日本人妻あるある“が浮き彫りになって耳が痛い・・。
抜粋しますと・・
―ロマンチックな気分で妻に触ろうとすると鬱陶しいと言われる。
―食卓に妙なおかずが並ぶ(納豆、あじのたたき、大根やきんぴらごぼう、など)
―言葉できちんと説明してほしいというと、疲れると言われる(以心伝心って何?)
―毎日おかずがしょうゆ味ばかり
―玄関で忘れ物をして一生懸命つま先歩きで家の中に入っているのに、靴を脱げと怒る
―自動スプリンクラーの水はもったいないと言っておいて、毎日お風呂に入る
―手をつなぎたがらない
―出張から帰宅、ハグ、キス無しってどんな?子供以下の待遇・・
―日本語の意味を尋ねると“英語では説明できない”と言われる。
―傘ささないから毛が抜けただの、海藻を食べないからハゲただのなじられる
―二言目には“甘すぎ”と言う
―ご飯を数粒残しただけで、“目がつぶれる”と怒られる
―妻の要望で日本食レストランに食べに行ったのに、“この寿司はおいしい”とか“この牛丼はうまい”とか言うと、“知った風なこと言わないでよ。こんな日本食の味で満足するなんてかわいそうな人”と何故かなじられる
―妻はいつも何かにつけて、“アメリカってこれでも先進国なの?やっぱり日本は先進国中の先進国よね~”と言う
これはアメリカ人夫の苦情ですが、イギリス人夫もきっと似たような事を思っていることでしょう。
“スキンシップを求めすぎる外国人夫と淡泊すぎの日本人妻”といったところでしょうか。
おりしも、イギリス人夫を持つ私の友人が、“夫が何でも一緒にやりたがり鬱陶しい”と悩んでおります。
それって、イギリス人にとっては普通のことでも、私達日本人にとっては鬱陶しいのよね~(笑)。イギリス人オットさん、早く気づいて~。