イングランドの教育システム

pupil

イングランドの学校教育は、一般的に4〜5歳から始まります。 大学進学を目指す場合は、GCSE、Sixth Form(A LevelまたはIB)を経て、 大学へ進学します

公立校ではPrimary School、 私立校ではPrep School(Preparatory School)と 呼ばれることが多く、私立校の場合は13歳までPrep Schoolに在籍することもあります。

 

4〜11歳|Primary Education(小学校)

4歳になった後の9月からReception(レセプション)に 入学するのが一般的です。その後、Year 1、Year 2と学年が上がっていきます。

公立校では、National Curriculum(ナショナル・カリキュラム)に基づき、 年齢に応じてKey Stageに分けて学習します。私立校(Independent School)はNational Curriculumに従う義務はなく、 学校独自のカリキュラムを取り入れている場合があります。

年齢 学年 Key Stage
4〜5歳 Reception Early Years
5〜7歳 Year 1〜2 Key Stage 1
7〜11歳 Year 3〜6 Key Stage 2
11〜14歳 Year 7〜9 Key Stage 3

 

11〜16歳|Secondary School(中学校)

公立校では通常11歳(Year 7)からSecondary Schoolへ進学します。
私立校では11歳または13歳からSenior Schoolに進学するのが一般的です。 特に伝統的なボーディングスクールでは、 13歳(Year 9)が主要な入学時期となっています。

14〜16歳|GCSE

Year 10からGCSE(General Certificate of Secondary Education) の2年間のコースが始まります。

英語・数学・理科などの主要科目に加え、 歴史、地理、外国語、芸術、コンピューターサイエンスなどから科目を選択します。 学校によって異なりますが、通常は8-10科目を履修します。

理科の選択

GCSEの理科には、主にCombined Science(ダブルサイエンス)と Separate Srience(トリプルサイエンス)があります。

ダブルサイエンス:

生物・化学・物理の3分野を学び、 GCSE 2科目分の資格を取得します。

トリプルサイエンス:

生物・化学・物理をそれぞれ独立して学び、 GCSE 3科目分の資格を取得します。

将来、理系分野への進学を考えている場合は、 希望する大学・学部や学校のアドバイスも考慮しながら、 適切な科目を選ぶことが大切です。

GCSEの科目選択は重要です
GCSEでどの科目を選択するかは、その後のA Levelの科目選択や 大学で希望する専攻に関係する場合があります。 将来の進路をある程度考えたうえで選択することをおすすめします。

GCSEの成績

Year 11の終わりにGCSE試験を受験します。 現在のイングランドのGCSEでは、主に 9-1による評価が使われています。9が最高で、 一般的に4以上がStandard Pass、5以上がStrong Passとされています。

Sixth Formへの進学条件は学校によって異なります。 GCSE全体の成績だけでなく、A Levelで選択する科目について 一定以上のGCSE成績を求められることもあります。

1年GCSEコース
学校によっては外国人留学生のために1年GCSEコースを設けているところもあります。
2年GCSEコースが8-10科目を履修するのに比べ、1年GCSEコースでは5-6教科を履修します。

 

16〜18歳|Sixth Form(高校)

Year 11修了後、大学進学を目指す生徒は通常、 2年間のSixth Formに進みます。

年齢 学年 呼び方
16〜17歳 Year 12 Lower Sixth
17〜18歳 Year 13 Upper Sixth

大学進学資格としては、主にA Levelまたは International Baccalaureate(IB)があります。

A Level

大学での専攻を視野に入れながら、 通常3〜4科目程度を選択して専門的に学習します。

医学系であればChemistryやBiology、 工学系であればMathematicsやPhysicsなど、 大学・学部によって必要とされる科目が異なります。

現在のA Levelの多くは2年間を通して学び、 Year 13の最後に最終試験を受験します。

成績はA*、A、B、C、D、Eで評価されます。

International Baccalaureate(IB)

IB Diplomaでは幅広い分野から6科目を履修します。 通常はHigher Level(HL)3科目、 Standard Level(SL)3科目を選択します。

さらにExtended Essay、Theory of Knowledge(TOK)、 Creativity, Activity, Service(CAS)にも取り組みます。

IB Diplomaは45点満点で評価されます。

A LevelとIBの違い

A Levelは、少数の科目を選択して専門的に深く学ぶことが特徴です。 一方IBは、幅広い分野を学びながら、リサーチ、論文作成、 批判的思考などの能力を身につけることを重視しています。どちらもイギリスをはじめ世界各国の大学への進学資格として 広く認められています。

 

16歳以降の職業教育

大学進学以外にもさまざまな進路があります。 Further Education Collegeなどでは職業に直結した専門教育を受けることができ、 BTEC、T Level、NVQなど、 目的に応じたさまざまな資格があります。

イングランドでは、16歳でYear 11を修了した後も、 18歳までは教育または職業訓練を継続する必要があります。

 

大学への出願

イギリスの大学への出願は、原則として UCAS (Universities and Colleges Admissions Service)を通してオンラインで行います。

通常、Sixth Form在学中に出願し、大学はGCSEの成績、 学校から提出される情報、A LevelやIBの予想成績などをもとに審査します。

Conditional Offer(条件付き合格)
例えば「A LevelでAAA」や「IBで36 points」など、 最終試験で一定の成績を取得することを条件として 大学からオファーが出されます。Year 13の最終試験結果が夏に発表され、 大学が提示した条件を満たせば入学が確定します。

 

英国留学を始める主なタイミング

日本からイギリスのボーディングスクールへ正規留学する場合、 学校や生徒の英語力、学習状況によって異なりますが、 以下の学年が主な入学時期となります。

学年 年齢 主なポイント
Year 7 11歳 Senior Schoolへの入学時期の一つ
Year 9 13歳 伝統的なボーディングスクールの主要な入学時期
Year 10 14歳 2年間のGCSEコース開始
Year 12 16歳 Sixth Form(A Level / IB)開始
お問い合せ